「ハンドケアを広めたいです」と言うと
「ハンドケアって何にいいの?」「手だけですか?」と聞かれます。
そうですよね。
なぜならその素朴な疑問は、以前の私ももちろん抱いていたからです。
ハンドケアがおすすめな理由を今日は書いてみようと思います。
悩みの多いわたしたち
生きているといろいろな悩みが出てきます。
子供の気持ちがわからない、反抗期、不登校などの子供の悩みから
会社に行きたくない、複雑な人間関係で疲弊している、
ストレス、鬱などの自分自身の悩み、
親の介護や認知症などの親の悩み。
ステージが変わるごとに新しい悩みや心配事が出てきて
つくづく人は悩み多き生き物だなと思います。
そして大切な家族や友人が悩んでいて、
どう寄り添ってあげようかと悩むこともあるでしょう。
言葉は不十分なことがあります
以前わたしは「大丈夫だよ」という言葉を使うたびに
言葉って軽いなと思いました。
言い表せないもっと伝えたいことも、
心配でたまらない気持ちも、
「大丈夫だよ」の言葉では到底足りないのです。
そんなときにハンドケアを習って、これはいいなと直感しました。
言葉の代わりに手が伝えてくれる
手に触れてもらうと、心が落ち着いてきます。
受け入れてもらっている安心感もあります。
言葉はなくても気持ちが伝わってきます。
言葉でうまく伝えられない小さなお子さんや認知症のお年寄りには
触れるという非言語的コミュニケーションがとても有効です。
大きくなった子供にも触れるきっかけになりますし、
両親に感謝を伝える方法にもなります。
「ハンドケアやらせてね!」と声をかけると、
手だけならみなさん了承してくれます。
足を出したり、服を脱いだりするのは抵抗がありますよね。
だから「手だけ」なんです。
いつでもどこでもできる手技です。